ひとりごと

社会人を経て、専門に通ってます。介護福祉士目指して、只今勉強中。学校のこと、主に趣味や日常のたわいもないことについて綴ります。

歩いても歩いても

監督、脚本、原作ともに是枝裕和監督の作品。
オススメしてもらって観てみた。

主人公が兄の命日に家族を連れて実家に帰るお話。

まず印象的なのが冒頭の料理を作るシーン。
樹木希林が母親でYOUが長女。
この二人の会話も自然でいい。
映る料理がザ•日本って感じでそれを作る行程を映し出すことで、なんとなく懐かしいような気分にさせられる。

本当に自分が田舎に帰ったようなそんな気になる作品なのだ。

豚の角煮美味しそうだったなぁ、あととうもろこしの天ぷらってのはすごく惹かれた。
その家庭での定番料理について息子がまだ小さかった時のエピソードを、何度も話すところも、あぁありそうだなぁってなんだかホッとするシーンがたくさん。

少しおとなしくて、少しだけ大人びてる子供が親戚の他の子に馴染めないところとか、主人公と父親のちょっとした確執だったりとか。

楽しそうに会話して、孫たちのためにたくさんの料理を振舞って、それを少し離れたところで、座布団を二つに折って枕にして寝転びながら見ている主人公。

そういえばこんな光景どこかで見たなと思わせる。
私は真っ先に自分の父親の実家の新潟が浮かんだ。
蝉の抜け殻を集めに行ったり、蛍を見に行ったりしたこと。
山菜や新鮮な野菜たっぷりの料理の中に孫が喜ぶだろうと特別や出してくれたであろう料理たち。

蕎麦を茹でるおばあちゃんの後ろ姿とか。


田舎ならではのシーンは、そういったものを思い出させてくれた。
全てが細やかで田舎の美しさ、家族のなんたるかを表した作品だった。

是枝裕和監督の作品はまだ未見も沢山あるんだが、元々ドキュメンタリーを撮っていた監督らしくて

人間の生活のリアリティを表現するのがとても上手く素晴らしいなと感じた。

そしてそれを演じる樹木希林原田芳雄阿部寛夏川結衣自然な演技でよかった。
子役の田中祥平の演技もとっても良い。

やっぱり樹木希林の存在感はすごかった。そして可愛らしかった。

ストーリーに波はないけれど、それが逆にこの映画の良さであり、作品全体を通して私は癒された。

田舎に帰りたい、そう思った。

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